山中校長コラム



H29.02.02  「教養」の大切さ
平成28年度、本校の教育を前進させる大きな出来事の一つに、「図書館棟の新設」が挙げられます。知的探究心を喚起し、豊かな心を醸成する「知の拠点」として、四月のオープン以来、積極的に活用され、学校活動の更なる活性化に繋がっています。この図書館棟は、生徒一人ひとりが幅広い「教養」を身につけていく上で、重要な役割を果たすものと考えます。様々な分野の「知の体系」を学ぶことから「世界を知り」「自然科学を理解し」、その上で、「人間を知ること」により、『世の理』や『社会のつながり』が見えてくることになります。

それにより、これまでにない新しい発想が生まれ、答えのない課題や激しく変化する社会に対応できる力が生み出されると考えます。豊かな教養を身につけることは、まさに人生そのものを豊かにすることになるということを、何より生徒一人ひとりに伝え、「学び」自体を楽しみ、得た「知識・教養」を自らの人生の中で最大限に活かして欲しいと思っています。  

慶應義塾大学の中興の祖といわれた小泉信三は、かつて学問について、こんな言葉を残しています。「すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなる」。その意味するところは、自分の内側にある狭い専門分野と経験だけを大切にし、自分の外側に広がる世界(=教養)を取り入れないで判断することは、創造力が絶対的に求められる現代社会では、新しいものを生み出すことは出来ないということですもちろん、「教養」を深めても、すぐに役立たないかもしれません。しかし、必ず「教養」は人を豊かにし、その発想力(創造力)を豊かにしてくれます。重ねて言いますが、これから生きる上で必要とされる力は、「今はまだないもの」を創造する力です。「今役に立つ」だけでは「未来」を生むことはできません。「教養」こそが「未来」を生む力と言っても過言ではありません。  

「教養」を高めるための2つの提案をさせていただきます。  

1つめは、とにかく、沢山の本を読むことです。  

2つめは、一つの分野に留まらず、多くの分野に果敢に挑戦することです。今まで苦手だったり、自分には役立たないと考えていた分野の文献から読んでみること。これを通して複眼的思考を身につけ、立体的にものごとを見つめ、判断できる力が備わると考えます。  

大きく社会が変化する今、生徒の皆さん一人ひとりが、自ら課題を発見し、他者と協働して解決策を探る力を持つ人間として成長しなければなりません。豊かな人間力と豊かな学力の両方を兼ね備える生徒の育成に教職員心をひとつにして、全力で教育活動に邁進して参る所存ですので、保護者の皆様方には、温かいご理解と力強いご支援・ご協力を切にお願いする次第です。

H28.12.22  終了集会より
昨日、高校部平成28年度の合唱コンクールが行われた。大変素晴らしい出来栄えである。特に評価できる点は2点。

1点目は大変忙しい学校生活中で、限られた時間を工夫と努力でカバーし、最大限の成果を出せたことである。少ない練習時間でどうしたら成果を出せるのか、それぞれのクラスで工夫し、一つの作品を完成させるに至り、多くのことが学べたことと思う。

2点目は上級生、2年生の成長である。昨年1回経験しているだけにその実力のほどが期待されたが、その期待に応え経験を十分に生かし、「さすが上級生」といえる歌唱を披露してくれた。1年間の経験を着実に身に着け、しっかりと成長していることを窺うことができた。

以上2点において、とても素晴らしい感動的なコンクールとなった。合唱コンクールは企画として年々成長を続けているが、学校行事の中でも非常に重要な位置を占めるものとなってきた。1つの作品を作り上げるという点で、特に、クラスの和や協力性が大きく問われる行事の1つである。


このような学校行事はこの1年を通して1つひとつ良い物となってきており、君たちの成長を感じることができる1つの目安でもある。しかしながら最近になって気になる点が2点ある。

1点目は遅刻者の若干の増加である。朝自習遅刻者もしばらく殆どなくなっていたように思うが、最近になって一部の生徒に気のゆるみが見られ、若干遅刻者が増えているように思う。人は時間に遅れそうになった時にどう行動するかが問われる。「どうせ遅れたからゆっくり行こう」と思うのか、それとも「遅れたが少しでも早く行こう」と思うか、その人がどのように遅れたことを捉えるかで大きく変わってくる。是非、遅刻をしている生徒はこの点を良く考え改善してもらいたい。

もう1点は教室の使い方である。君たちが毎日生活している教室の環境、すなわち清掃についてである。自分達のいる環境を自分達で整えることはとても大切なことであり、毎日気持ちよく生活するためには清掃は不可欠である。清掃は毎日の習慣ではあるが、時には大掃除として、普段できないところもきれいにするのでとても重要である。しかし、一部でこの習慣が軽視され、少々気の緩みを感じるところがある。目的に応じて自らが進んで毎日の清掃に取り組んでほしい。


本日は終了集会。平成28年が間もなく終わる。学校年度は3月までとなるが、平成28年が暮れ、29年が始まるこの時期、一つのけじめとしての終了集会である。今年4月に立てた目標を振り返って検証し、残り3か月のまとめに活かしてほしいと思う。

3年生はいよいよ勝負の時である。3年間の総まとめの時期となる。これまでにたてた目標達成のための努力を、是非一つの形として表わしてほしいと思う。物事にはプラス面とマイナス面があるが、総じて先に目につく方はマイナス面である。しかし人間はプラス面を評価し先に繋げていかなければ成長することはできない。君たちの多くのプラス面を今後に繋げていってほしい。

年を開けるといよいよ中学・高校入試が始まる。君たちには入試期間中、多くの時間を自宅学習の時間に充ててもらうことになる。この時間を有効に利用し、自らが進んで主体的に取り組み今年度のまめと、来年の目標達成に向けて有意義な時間にしてほしいと思う

新年、全生徒が元気に再会できることを楽しみにしている。


H28.10.06  平成28年度 後期始業式にあたって
山中校長今日から後期のはじまりである。いわゆる「学年のまとめ」の学期である。

「1年のまとめ」はどのようなものであるか。それは、1年を通して自分自身の成長を実感できること、そして達成感の積み重ねが実感できるかである。

先ず「学習面のまとめ」。学習面においては自分における学力の伸びが実感できるかどうかである。前期成績会議で報告された皆さんの学習成果は、全体的には大方の目的を達成していたが、個人の学習成果で見るとその格差が非常に大きく感じられた。これは個人による努力の差がまだまだ大きいということである。特に学習面については各自がしっかりと1年間のまとめを行い、次の学習の成果につなげてほしいと思う。

次に「人間力のまとめ」。後期は学校行事の学期である。球技大会をはじめ、文化祭、マラソン大会、合唱コンクールと次々に行事が企画されている。学校行事は集団の中において人間力を高める絶好の場である。人間は人との関係を上手く築くことで、初めて成長することができる。学校行事は、決して楽しむためだけのものでなく、人間力の成長が大きく期待されるため企画されるのである。

人と人との関わりあいには「協働」や「協調」が不可欠である。人との距離感を大切にし、自分の意見を「発信する力」と、他人の意見を「受信する力」両方のバランスを上手く取ることが大切である。物事を成功させるためには「良きリーダー」と「良き協力者」が必要であるが、それぞれの立場は固定されるのではなく、すべての皆さんが「リーダー」と「協力者」を経験してほしい。それぞれの立場をお互いに尊重することで、人間は成長することができるのである。大宮開成では「主体的」という言葉を非常に大切にしている。皆さんが行事に取り組むにあたり是非「主体的」に行動し、後期の学校行事を成功させてほしい。

3年生はいよいよ大学入試目前である。自分に負けず、自分に限界を設けず、誠実に毎日努力してほしい。これが成功の秘訣である。人が成長するためには高い「目標、目的」を持ち、その目標、目的に向けてそれぞれが全力で取りくむことが大切である。

我々教職員は君たち生徒に対し、常に真摯で誠実に対応する。君たちの目標、目的を達成させるために全力を注ぎ、率先垂範しに君たちの見本となることを約束する。


H28.08.31  夏休み明けの挨拶
山中校長「夏休みは人が成長するための絶好のチャンスである」。
皆に休み前に話をしたと思う。各個人がこの夏、多くのことにチャレンジし、自分を高めてくれたことと思う。先ずは学校全体としてこの夏休み期間、何の問題も起こることなく無事に終えることができたことに感謝をしたい。

9月は夏休みを「振り返る月」であり、また本校では「前期のまとめの月」でもある。10月からはいよいよ年度の後半「後期」が始まることになるので、9月の1ヶ月でこれまでの自らの行いを振り返り、しっかりと検証すると同時に準備をしてほしい。
また高校部2年生と一貫部高校1年生は海外研修への出発がある。海外での生活体験は人生の中でも大変貴重な経験となる。これまで学んできたことや経験を十分に活かし、成果のある有意義な研修になるよう、十分に準備してもらいたい。

ここで『自らの行動のまとめ』を行うためのポイント2つを挙げたい。
1.人が成長するために最も重要なことは「目的、目標をしっかりと持つこと」である。
そしてその目的、目標を実現するために「強い意志を持つこと」である。
ここに人間の成長を見ることができる。

2.この夏、リオのオリンピックが多くの感動を与えてくれたが、あらためて私に
「3つのこと」を思い起こさせてくれた。
「1日1日の積み重ねに勝るものはない」
人は目的を達成するためにはコツコツと努力するしかない。
「あきらめないことが大切」
当たり前のことではあるが、最後まで継続して努力し続けることが成功に導く。
「チームで協力することが大切」
一人だけでは成し遂げられないことも、仲間と協力すれば成功することができる。
という「3つのこと」について改めて強く確信することができた。


このリオのオリンピックが教えてくれたこととも関連するが、人の成長は「人としての基本」をしっかりと身に着けることが大切である。
①先ずは「挨拶」である。声を出して挨拶できることができる前向きな人間になってほしい。 ②「他人を思いやる心を持つ」
休み中に東松山や青森の事件のように尊い命が犠牲になった。
加害者が「自分を大切にする」のと同じように「他人を大切」に出来れば、
このような「大きな間違い」を犯すことはなかったであろう。
「感謝の気持ちを持つ」
常に我々は多くの人にささえられながら生活している。「家族」「友人」「先生」
これらのいつも回りで協力してくれている人達に「感謝の気持ち」を持とう。
「謙虚であれ」
常に自分が謙虚な態度を持って相手に接することができれば、多くのことを他人から
吸収することができ、また自ら人に発信することもできる。

山中校長以上の2つを念頭に前期の行動を検証し、後期に向けてしっかりと準備をしてほしい。また、自分の行動、努力に誇りを持って誠心誠意進んでほしい。

「大宮開成の生徒」として、自信と誇りを持って9月を生活してほしい。


H28.07.22  意思(立志)を持つ大切さ ~学校新聞より~
平成28年の大きな出来事の一つに、新図書館が3月に完成し、4月8日からオープンしたことが上げられます。本校では、この新図書館を「知の拠点」と位置づけ、生徒一人ひとりの知性、教養を高め、新しい何かを生み出す力が養成出来ればと願っております。

図書館で自分の感性を高めてくれる本や文章に出会うことで、ワクワクするような感動、豊かな感受性、そして、自身を前進させる原動力を得ることができるとも思います。


そこで、今回皆さんに椿峰進学塾を主催している宇野和秀先生のエッセイ「私を惹きつけた2冊の本」を紹介したいと思います。著書の中で、宇野先生は惹きつけられた1冊として、イギリス人サミュエル・スマイルズの「セルフ・ヘルプ(自助論)」を取り上げています。
その理由について、宇野先生は、「日本が取り入れているアメリカの合理主義的な成功哲学でなく、また現在の教育現場から全く姿を消した、人間の光り輝く生き方が描かれいるからだ。」と述べ、「どんな労も惜しまず、自らの力で自らを輝かせ、その光が社会全体の繁栄をもたらす仕事を成し遂げた人たちの様子が描き出され、また私利私欲や目先の利益を捨て去り、自らの天命に従って物事を道義に基づいて行っていくことが、人々を成功に導くと記されているからだ。」と書いています。

宇野先生は更に加えて、「この本の要旨は、中村正直により翻訳刊行された『西国立志編』第5編叙に書かれている言葉に尽きる。」とも書かれています。私も深く共感しましたので、以下に紹介します。

-「大木は大空を貫き、風雨にも耐え千年たってもなおも青々と生い茂り、新芽を出す。しかし最初にさかのぼれば、一粒の種子を地中にまいただけである。川の水は田野に注ぎ込み巨大な軍艦を浮かべ、どんなに曲がりくねっても絶えることなく、一時も休まず流れ続ける。しかしながらその源流にさかのぼれば、一筋の源泉が噴出しているだけである。種子は木の誠であり、源泉は川の誠である。この誠こそが大いなるものを作り出す源となるのだ。物においても同様、もちろん人においても同様で-ある。人間が一片の誠を自らの心の中に持てば、それは、非常に小さく、たとえ誰の目に見えないものであっても、それが実に万物の根源となる。この誠によって、人は芸術や技能を習得し学識を深め、良い政治で人々を導き、人の心を動かす。」-

宇野先生は更に、「人間が生涯を通じて打ち込むものを持ち、それをどんなことをしても達成しようとする強さが大きな力を生むものだということをこの本から学んだ」とも書かれています。

宇野先生のエッセイを読み進める中で、私の好きな吉田松陰の言葉『立志は万事の根源なり』が頭に浮かんできました。」は人が行動するための基盤です。「自分の生き方はこうありたい」という心の持ち方こそ「志」であり、志のある人は生き生きと生活しています。
人は志を持ち、その実現に向けて努力する過程において、成長します。つまり、」を立てることからすべてが始まるということです。高い「志」を立て、自分自身に限界を設けず、その実現に向けて、努力を継続することで、学校生活を充実させて欲しいと思います。


H28.01.07  一流とは ~学校新聞より~
中経出版の小松正之監修「江戸前の流儀 巨匠の技と心」を熟読をしました。そこに登場する「鮨」「うなぎ」「てんぷら」という三大江戸前料理の巨匠、「すきやばし次郎」の小野二郎氏、「野田岩」の金本兼次郞氏、「みかわ」の早乙女哲哉氏の3人の仕事の姿勢から『一流』と言われる人達の考え方や意気込みを学び、そこに共通するものを考えていきたいと思います。

小野二郎氏は、この本の中で、「鮨ネタは毎朝自分で食べて確かめ、自分で納得してからお客さんに出す」そして、「評価するのは自分でなくてお客さんだと思っている。自分で、『俺は一流だ』なんて思ったことは一回もなく、ただ当たり前にきちんと仕事をしていれば、それがきちんと評価される。誠心誠意、これに尽きる。」と述べています。

金本兼次郞氏が常々言うことは、「どうすればお客さんが食事を楽しめるか。どうすればみんなが仕事を楽しめるか。それにはやはり、人間的に豊かにならなければならない。」ということ、そして「マニュアルで、何度の角度でお辞儀をしろとか、そういうことは言いたくない。」ということで、つまりは、「本当に心のこもったあいさつをするためには、お客さん対して、ありがたいと思わない限り、そういうお辞儀はできない。そのところをしっかり考えないとダメだ。」と述べています。

早乙女哲哉氏は、若い人が修業に来ると、「あなたたちは、仕事を習いに来たのではないよ。修業に来るってことは、『我慢を覚えにくるってこと。』我慢することを覚えたら、仕事は自然とついてくる。我慢が覚えられないから、1年で辞めたり、2年足らずで辞めたりする。」と述べています。
また、「なんでこの魚は焼くのか。同じ焼くのでも、直火なのか、油を引いて焼くのか。そういうことをきちんと考えないで、ただなんとなくこのあたりで仕事をするから永遠にそこら辺をさまようことになる。常に一流の仕事をすることは、そこら辺のことをきちんと整理し、認識する必要がある。」と述べています。

もう、この三氏の話しを読めば、一流と言われる人達の考え方や意気込みが理解でき、この三氏の「当たり前を極める」姿勢から私達が感じ、実行出来る事があると思います。それは、何事にも目標・目的を明確にして、「自ら」を実践する強い意志を備え、「自ら」考え、「自ら」判断し、「自ら」行動し、答えのない、または、正解が出しにくい課題に対し、他者と協働し解決策を探る力を持った人間として成長することだと考えます。つまり、本校の教育目標である自立・自律の精神(自ら学びとる力)、自己鍛錬力(あえて壁に挑む力)、発信力(意思を明確にもち発信する力)、この三つの力を強化し、広く人を受け入れられる整った大きな器を作り上げることだと思います。
ぜひ、このことを意識に、今後の学校生活で自分自身に限界を設けず、強い精神と意欲を持ち成長してくれることを期待いたします。


H27.12.22  2015年のしめくくりにあたって ~2015年終了式より~
山中校長 今年も残すところ僅かとなりました。学校年度では3月を境として1月~3月がまとめの期間となりますが、3年生にとってはいよいよ夢を叶える大学入試を迎えます。これまでの努力の成果をしっかりと発揮してほしいと思います。

今日は年末の終了式、間もなく新年を迎えます。後期の学期途中ではありますが、新年を迎えるにあたり、今年の自分を振り返ってみることは、君たちにとって大変重要なことです。今年の4月にたてた平成27年度の目標に対して「達成できたこと」「積み上げたこと」を実感することが、今後の自分の「成長」「伸び」につながっていくのです。

逆に「達成できたこと」「積み残したこと」を、新年の新たな目標として設定してほしいと思います。高校時代にどのように行動したか、豊かな心をもって行動できたかが君たちの将来を大きく左右するのです。 「一年の計は元旦にあり」といいますが、新年を迎えるまとめの時期なので、今社会が求める人材、力について3点お話します。

(1)目標を設定する力を持つ
これは単に夢を目標にするのでなく、出来てないものを分析し、実現・解決するための目標を立てる力を持つことです。思考のベースとなる基礎学力や教養、すなわち君たちにとっては「授業」です。授業の中でこそ君たちの思考力を蓄えることができます。

(2)耐力、胆力、決断力を身につける

これは高校時代に新しいことにどれだけチャレンジできるかで決まります。多くのチャレンジを通して、失敗や成功を数多く体験することで身に着けることができます。人は壁にぶつかり乗り越えることで、大きく成長することができるのです。

(3)人と上手くやっていくことができる
これは豊かなコミュニケーション力を持てるかどうかで決まります。コミュニケーション能力を持つということは相手を受け入れる姿勢を持つことです。これからの社会は日本国内だけでは留まらず、様々な言語、様々な文化の人々との交流の中で活躍できなければ意味がありません。相手の主張を正しく理解し、自分の考えを明確に述べる力が必要となります。このような時には是非本校の校訓である「愛・知・和」の精神を思い出してほしいと思います。

新たな新年の目標を設定するにあたり、以上3点を参考に考えてみてください。

新年は1月6日から始まります。すべての生徒が事故・病気もなく新年を迎え、新たな学校活動が再開できることを期待しています。

~右上写真は「合格祈願だるま」旧生徒会長と共に~


H27.10.06  本日より平成27年度後期が始まります
山中校長秋休み期間中には本年度の海外研修が行われましたが、大変中身の濃い、素晴らしい研修になったと考えています。オーストラリア、ニュージーランドという日本とは異なる文化の中で、一つ一つの体験が実り多い経験となり、一人一人の大きな成長につながったと確信しています。そこで経験したこと、考えたことを今一度振り返り、これからの自分の成長につなげてほしいと思います。また、来年海外研修に行く1年生には、今から1年後の研修に向け、しっかりと準備をしてほしいと思います。自らが求めて準備し、研修を迎えるか否かによって大きくその成果が大きく分かれるからです。

今日から平成27年度後期の始まりです。今年度の成果をまとめる大切な学期となるので、前期の学校生活全般を反省すると同時に今一度自分の目標を確認し、後期の学校生活に取り組んでほしいと思います。

君たちはなぜ学ぶのでしょう?なぜ学校で学ぶのかと言われれば、それは人間として「一人立ち」するために他なりません。この「一人立ち」を本校では、自ら立つ「自立」自らを律する「自律」の2文字で表しています。将来、社会に貢献できる人間に成長できるよう、毎日の授業、部活動、学校行事などを通して、自ら立ち、自ら律することにより、自分を磨き一人立ちをしていかなくてはなりません。高等学校は、まず第一に「勉強するところ」です。何より学習には真剣に取り組み、数字としてしっかりとした成果が表れることが大切です。
しかし学校は、勉強だけを学ぶところではなく、「人間力」を鍛えることも大切です。毎日一時間一時間の授業の中では、学力を高めるだけではなく、高い目標を掲げ、それを達成するための強い精神力を鍛えてほしいと思います。学校行事においても、行事に取り組む仲間、集団の中で、一人一人が着実に成長してほしいと思います。後期には多くの行事が予定されていますが、具体的には球技大会や文化祭、マラソン大会や合唱コンクール(高校部のみ)などがあります。これらは単に、クラスで楽しむためにあるのではなく、それぞれに割り当てられた自分の役割を考え、リーダーはリーダーの立場で、協力者は協力者の立場で取り組み、自己を鍛え人間力を高めるための行事となることを期待しています。

学びの差は「自ら」学ぼうとするか否か、の差であらわれます。また我々は個人で活動しているのではなく、集団の中の一人として活動をしています。人間は与えられたものだけをこなしていくだけでは、決して成長することができません。常に自らが積極的に学ぼうという意思を持ち、周囲の人達と積極的にコミュニケーションを取れる資質が、急速に進むグローバル化の中で活躍できる人材の絶対条件となります。そこで最も必要とされるものは、やはり「人の心」ではないでしょうか。

(1)「思いやりを持つこと」 
(2)「感謝する心を持つこと」
(3)「物事の折り合いをつけること」
この3つの心を持つことが、最も大切なことです。 皆さんにはこの3点について、日々の学校生活の中でしっかりと学びとってほしいと思います。大宮開成で、学ぶことに大きな誇りを持って生活してください。

これまでは皆にお願いをしてきましたが、わたしが教師を代表し、われわれが誠心誠意君たちを大切に育てることをここに約束します。
 1.積極的な意思を持って、君たちに接する。  
 2.君たちと対峙している以上、見本、手本となる。
   ただし教師も生身の人間である。
   間違っていることがあれば直接話をしてほしい。
 3.君たちを正しく成長できるように、常に厳しく指導をしていく。
   しかしその裏には常に愛情を持って接する。


以上の3点を君たちに約束します。これからの皆さんの活躍を期待します!


H27.08.06  グローバル社会・IT社会で必要な力
米国の学者の予測によれば、「2011年に米国で小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業後、今は存在していない職業に就く」という。この数字だけを見ても、今後変化の激しい時代に突入することは明白です。この問題提起は米国内に限らず、日本でも真剣に対応していかなければならないのは自明だと思います。それは、今後益々、国際関係が難しい状況になり、経済状況も見通しが立ちにくくなり、生産人口も減少傾向が加速され、一人当たりの負担が大きくなり、何がどう関係していくのかわからない時代になるからです。

特に日本が厳しくなる理由は、「少子化が進むこと」と「経済規模が急速に小さくなること」です。世界の先進的な購買層は、以前は、5~6億人しかいなかった中で、日本は約20%の1億人を占めていましたが、中国とインドが新たな購買層として登場したことで、世界マーケットは20億人に拡大し、日本の1億人はもはや、5%足らずとなり、世界は日本に注目しなくなったためです。必然的に我々日本人が世界に出て行かなければならない状況が、今後加速的に進むことは必至になります。

また、グローバル化やIT化が進む中、正解を突き詰める、いわゆる、「答えは1つである」に代表される日本の従来型の教育だけでは、こうした時代に活躍できる力が十分に育たず、今後、政治・安全保障・経済などで厳しい状況になることは必至と思います。20年後、30年後には、世界全体から見た日本の立ち位置が大きく変り、今、中学・高校生である皆さんが、社会を担わなければならない大変な時代を迎えることになるのです。

つまり、グローバル社会・IT社会とこれまでの社会との最大の違いは、「予見できない」「不透明」「不確実」なことが多くなることだと思います。自分自身を成長・発展させるために、目標・目的を明確にして、「人間力」と「学力」の両方を兼ね備え、答えのない、または、答え(正解)が出しにくい課題に対し、他者と協働し解決策を探る力が重要になります。

私は、以下に示す3つの力を付けなければならないと考えます。
1つ目は、「主体的に学ぶ力」です。この力が最も重要です。当然、基礎力となる一定の知識の獲得は必要ですが、想定外のことに遭遇した時に、そこに存在する問題を発見し、解決するための道筋を見定める力が要求されます。「自ら」の姿勢と実践を積み重ねることで、自分の力になります。「主体的=自ら」がこれからを逞しく生き抜く鍵になります。

2つ目は、「思考力」です。基礎・基本の習得の後に、新しい価値を生み出す創造力が必要な力として求められます。創造といっても、全く何もないゼロの状態から新しいものを生み出すことは難しいと思います。「創造する」ということは、修得した基礎・基本の知識を新しく組み合わせることと思います。「思考力(創造力)」を鍛えることは、「今の学び」を大切にして、確実に基礎・基本の学習(中学・高校での学習)の修得に努めることが何より大切と言えます。しかし、その時に、「答えは1つでない」「答えがない課題もある」ということも自覚し、自分で仮説を立て、試行錯誤をしながら、納得が出来る結論までたどり着くことが重要になってきます。日々「考え続ける努力」と「今の学びを大切にすること」が「思考力(創造力)」を鍛えることになります。

最後の3つ目は、「人間力」を鍛えることです。本年度の目標でもある「あらゆる場面で自己を鍛え、かつ、発信力を強化する。人として(集団・社会生活する上で)の基礎・基本の習得」に努めることであると考えています。第1は、挨拶。第2は、感謝する心。第3は、思いやりの心。第4は、場をととのえる心です。この4つを体得することは、コミュニケーションの基本であり、その実践を通して、他人からの信用・信頼が得られるのだと思います。今も、今後も何かを成し遂げようとする時、一人で取り組むことはほとんどなく、共同で、チームで取り組むことになります。その時に必要なことは、人として基礎・基本を習得して、「協働」する意識を持つことです。チームの中で、うまく自分を生かし、他人とうまくやっていかない限り、今後のグローバル社会では、活躍できません。

この3つの力をバランス良く総合的に鍛え、可能性を広げ、自分を生かす機会が大きく拡がるように努力をしてください。


H27.08.06  自立・自律の大切さ
道元禅師(どうげんぜんじ)の『正法眼蔵』第一巻「弁道話」の中に次のような言葉があります。

この法は人々の分上に豊かに備わりといへども、未だ修せざるには現れず、証せざるには得ることなし。

私たちが習う「鎌倉新仏教」の1つである『曹洞宗』開祖の道元禅師は、1200年、京都に生まれ、14歳の時に比叡山にて得度し、24歳で仏道を求め宋に渡り、28歳で帰国した後、正しい坐禅の作法と教えを進めるため『普勧坐禅儀』を著し、仏法の境地と実践を伝えるべく『正法眼蔵』の執筆を続け、45歳のときに越前に大仏寺(後に永平寺と改名)を建立した。その後も道元は修行生活を送りながら弟子の育成に努め、1253年、54歳で生涯を閉じた。
道元は、禅宗を広めるため、いろいろな教えを残していますが、私は、先に挙げた「この法は‥‥」の「教え」が好きで、心の中に染みてきます。

「人はみな仏になれるだけの資質を豊かに備え、また、その機会(チャンス)も与えられているが、自ら行動を起こさなければ、本来持っている資質も生かされず、経験や体験もしていないのだから、自分のものに出来ない。つまり、何事も、他人から与えられるものでなく、自分で探し出さなければならない。」と私は解釈しています。

今後、益々グローバル化やIT化が進み、その結果、これまでの社会と大きく異なり、多くの場面で、「予見できないこと」や「不透明」「不確実」ことが多くなると思います。そのために、何より大切なことは、生徒一人ひとりに「自ら」の意志を持たせ、「自立・自律」した人間に成長させることだと思います。
具体的には、目標・目的を明確に持たせ、「人間力」と「学力」の両方を兼ね備えさせ、答えのない、または、答え(正解)が出しにくい課題に対しても、他者と協働し、解決策を探る力を付けるべく一日一日を大切にした学校生活を送れるよう指導いたします。




H26.12.18  人生80年の核づくりをめざす -受験生の皆様へ-
山中校長大宮開成では、社会で活躍し世界で通用する人間となるための「人間力」を養成し、これを木の根・幹とすれば、その上に「豊かな学力」という枝葉を茂らせていきます。究極的にこの二つの力がバランスした「調和の取れた人間」づくりを目標としています。いわば、人生80年の人間の核づくりを行うといってもいいでしょう。

私は、人間力こそが学力向上の源であり、成長の原動力だと考えます。そして、あなたの進路に多様な選択肢をもたらしてくれるのが「豊かな学力」なのです。本校のカリキュラムには、これらの力を養う全てが揃っており、外部の塾・予備校の力を必要としません。
本校を目指す人に求めるキーワードは「自ら」。本校では、人間力向上のため、自ら求め・自ら考え・自ら判断し行動できる、「自立・自律した」人を求めています。向上心・強い意欲の持ち主を求めています。逆に言えば、人から言われたことしかできない人にはご縁がありません。

高校3年間・中高6年間、自分を厳しく鍛え、「汗を多く流し」、自己の可能性を最大限に伸ばそうと高い志を持っている人、ぜひ大宮開成で一緒に「学び」を追求しましょう。

H26.04.07  平成26年度始業式にあたって
新入生はご入学おめでとうございます。在校生も進級おめでとうございます。
平成26年度を新しい気持ちで始めましょう。

今年度の学校目標は、次の4点です。
1.「誇れる学園」づくり 
2.理数系にも強い進学校 
3.あらゆる場面で厳しく自己を鍛え、かつ発信力を強化する 
4.自学習の強化・拡大 
です

私たちは、「生徒の自分を厳しく鍛える努力」と「教員の真摯な姿勢・取り組み」は他のどこにも負けないという自負と誇りを持ち、一流の領域、トップの座につくという意識で、学校活動を展開していきます。
皆さんに対しては、「率先垂範」を旨とし、「積極的に」「行き届いた教育」「手本・見本となる教育」を全教職員が一体となって実践します。万が一にもそれに反することがあったら、まず本人に遠慮なく指摘してください。そんなことはないと思いますが、それをごまかしたり、改善されなかったら、学年主任・コース主任に相談してください。
 
学校目標を受けて、皆さんにも以下のように具体的に取り組んでいただきます。
(1)心豊かで思いやりの心を備える
相手の気持ちを理解する、斟酌(しんしゃく)できるということです。本校では、その反対の「いじめ」はいかなる場合も許しません。社会のルール・常識を知ること、このことは全員がしっかり理解してください。
(2)授業と自学習(家庭学習)を連動させ、自学習の質の向上と量の拡大を図る
人間力を鍛えるのは、1時間1時間の授業にほかなりません。この点を意識して徹底的に指導しますので、しっかり授業に臨んで下さい。自ら学ぶという姿勢こそが実力となり学力となるのです。
(3)発信力の強化
皆さんはぜひ相手に伝わる反応をしていただきたい。最低限でも返事やYES・NOの意思表示は明確にしてください。そのうえで自分の意見をもち、個の確立と本校の教育方針である自立・自律を獲得しましょう。
(4)あらゆる場面で自己を鍛える
部活動、体育祭、文化祭、競歩/マラソン大会、合唱コンクールなどの学校行事に、全力で取り組んで下さい。ボランティアなど社会活動にも目を向けましょう。
(5)信頼される人間になる
そのために、挨拶を励行し、遅刻などすることのないよう時間を大切にしてください。
(6)大宮開成の生徒としての誇り、愛校心をもつ
昨年度、残念ながらバス内や通学路上で一般の方に迷惑をかけてしまった事例がありました。今年は決してそのようなことがないよう、一人ひとりが注意して下さい。校歌・学園歌をしっかり歌うことや、教室の美化活動に注力してください。日頃の清掃だけでなく、勉強する環境全てを整えましょう。
(7)目標・目的をもった学校活動を展開する
向上心・継続力・点検力といった、自分を鍛えるのに必要な能力を向上させてください。
 
健康に留意し、身も心も健全で楽しく充実した26年度の学校生活を送れるよう精進しましょう。

H26.01.31  中学・高校受験の皆様、そして本校ご入学を決められた皆様へ
山中校長 受験生の皆様、受験シーズンも佳境、今が一番大変なときかと拝察いたします。そしてすでに本校ご入学をお決めいただいた皆様には、心より感謝申し上げます。
本校が目指すのは、中高6年間(高校3年間)を通じ生徒の皆さんが“主人公”になれる学校であることです。一人ひとりを大切にする教育をモットーに、4月に皆さんを迎えるべく、カリキュラム・校舎環境など万全の準備を整えているところです。

ところで、新たに大宮開成生となる、ならないに関わらず、皆様に豊かな中学・高校生活を送っていただくためのお願いがあります。
それは「明確な目標」をもつこと。具体的には次の3つに取り組んでいただきたいのです。

(1)基礎学力の確立(とくに入学を決められた方)
小学校(中学校)の総まとめをし、4月までの一日一日を大切に過ごす。
(2)「良い習慣」を大切に
一日を気持ちよく送るため、きちんと起床し朝食をとる。決まった時間に机に向かう、家庭学習の習慣。
(3)人間としての基礎を身に付ける
あいさつをする、思いやりの心・感謝の気持ちをもつ、ゆとりをもって生活する。
 
いずれも、6年後(3年後)の夢を実現するには不可欠の行動です。
夢を夢で終わらせないために、ぜひ実行してみましょう。大宮開成は全力で皆様を支えます。

H25.12.16  「強い意思」で、受験を乗り切ろう!~激励会に寄せて
3年生の皆さん、大学入試へのチャレンジは、人間作りに必要不可欠な通過儀礼といっても過言ではありません。真剣に取り組むことで、必ず君たちに「成長」や「更なる伸び」をもたらします。しかもこの経験は、一過性のものではなく、いつまでも皆さんの人生に役立ちます。私は自分の経験からも、また長い教員経験からも確信を持ってお話しできます。ですから、目前に迫った入試に、とにかく全力で取り組んでください。全力で取り組めば取り組むほど、結果に関わらず、必ず得るものがあります。

大学受験を通じて得られる力の一つが「強い意志」です。「強い意思」は往々にして、不可能と思っていたこと、困難と思っていたことを突き破り、自身の可能性を無限に広げます。自分に限界を設けたり、あきらめたりすることなく「強い意志」を持てば、自ずと受験への万全の準備が整いますし、整えると「更なる強い意志」が備わるようになります。
入試は正直です。入試には偶然がほとんどないと思ってください。逆に言えば、直前までの努力が必ず好結果に結びつきますので、その努力をしてください。

確かに大学入試にチャレンジすることは、口で言うほど簡単ではないでしょう。その時は、「独りではない」ことをいつも思い出してください。君たちの周りには、君たちを応援してくれる人がたくさんいます。私も「だるま」を校長室で預かり、君たち一人ひとりが、「心身とも健全で、自分に限界を設けず、努力を続けられる」ことを祈っています。もちろん、家族や担任の先生、教科の先生、そして共に学んだ仲間も、君たちを応援しています。

最後に、3年生の皆さんが、健康で、これまでの努力に裏打ちされた実力を発揮されることを期待しています。そして在校生の皆さん、この機会にあらためて「学べる喜び」を自覚し、自分を鍛える意義を考えてほしいと思います。

H25.07.25  夏休みの意義を理解しよう -終了集会にて
○夏休みの意義は
夏休みは、今まで学習した成果を確認する絶好の機会です。弱点をやり直すなどしてぜひ達成感を味わってください。達成感こそが成長の原動力です。また、長期の休みだからこそできることにも、積極果敢に挑戦してください。
 
○夏休み後の立ち位置が勝負
高3は、一心不乱に勉強に取組む時期です。自己の限界に挑戦し、ぜひ夏休み終了時に自信・満足感を得られるような取り組みをしてください。

中高1・2年生にとっては、自己の可能性を大きく広げる時期であり、ある意味で人生の大きな分岐点になりうる時期です。もう一度、大宮開成で学ぶ意義を考えてください。大宮開成の生徒の必須条件は、目的意識があること、自分を厳しく鍛える強い意欲があることです。自覚できていない人は、次の3点に取り組んでください。

(1)主体的に考え、行動する姿勢を
他者を認め、幅広い人間関係を構築できるような、心豊かでたくましい人間を目指してください。そして自分の「芯」を形成し、外部に発信する「発信力」を身に付けましょう。

(2)自学自習の習慣を
良い結果は、良い習慣からしか生まれません。目的を明確にして、必然的に継続せざるを得ない状況を作り出してください。

(3)成長できる人間をめざそう。そのために
・基礎の大切さを知ろう。例えば他人ができる問題を落とさないということです。
・謙虚さ、向上心をもつこと。教わる姿勢を忘れずに、“これで終わり”という気持ちを持たないことです。
・自分の力を冷静に分析しよう。自分の間違いをただの間違いに終わらせず、次に生かしてください。
・努力を継続させよう
 今だけの力ではなく、将来・未来で伸びる力を身に付けましょう。

全員が事故・病気なく、9月2日(月)からの学校活動を再開できるように願っています。どうか気持ちの良い「汗」を多く流す夏休みにしてください。

H25.06.17  三人の先人の学び -全校集会にて
生徒一人ひとりが役割を果たし全員で創り上げた体育祭も終わり、いよいよ今年度も「学び」を本格化しなければならない時期になりました。
そこで今日は、「学び」について三人の先人の考えを紹介し、みなさんに、「学び」について考えていただき、これからの学校生活に生かしてほしいと思います。

一人目は、慶應義塾を創設した福沢諭吉です
彼は「独立自尊」を掲げ、なぜ私たちは学ばなければならないのかというと、その目的は「独り立ちするため」だと説いています。本校でいう「自立・自律」です。そして、自分の生き方にプライドを持って取り組むことの大切さも説いています。

二人目は、早稲田を創設した大隈重信です。
彼は「学の独立」を説き、「在野精神」を強く訴えました。いろいろな解釈があると思いますが、私はそこに、現状に甘んじるのでなく、常にチャレンジ精神を持って「学び」を継続する重要性を読み取ります。自己に天井を設けることなく、常に高みを目指す「学び」を目指すということです。

三人目は、佗茶(わびちゃ)を完成させた千利休です。
彼は「門の内は命を懸けて取り組め」と教えています。みなさんの門の内は「学び」です。今の時期に真剣に取り組むことで、当然成果は上がってくると思いますが、それ以上に自分の成長が果たせるでしょう。  

この三人の先人の「学び」の精神から何かを感じとってもらい、これからの学校生活に生かしてください。

H25.04.15  平成25年度をむかえるにあたり
はじめに・・・
山中校長
  あらためて、新入生のご入学、在校生の進級おめでとうございます。
平成25年度を新しい気持ちで始めましょう

今年度の学校目標は、
(1)理数系にも強い完全なる進学校
(2)あらゆる場面で自己を鍛え、かつ、発信力を強化する
(3)自学習と部活動の両立〈集中と規律ある時間の活用〉
の3点です。
   
平成25年度 具体的取り組み・・・
  今年度の学校目標を達成するために、生徒の皆さんは次の6点に具体的に取組んでください。  
(1)発信力の強化
相手に伝わる反応を心掛けてください。授業での発問に対して、蚊の鳴くような応答では困ります。最低限でも返事とYESとNOは明確に。そして、自分の意見を持ち“個”を確立すること。大宮開成の教育方針である、自立・自律を獲得しましょう。  

(2)授業と自学習(家庭学習)の連動
自学習の質・量を向上させましょう。自らの学習のみが実力・学力となります。  

(3)社会性に富んだ人間に
相手の気持ちを斟酌し、ルール・常識を備えた人間になってください。またこの時代の意味を知り行動すること。最たるものが“節約”だと考えます。

(4)あらゆる場面での自己鍛錬
部活動・行事に全力で取り組みましょう。行事では体育祭・強歩/マラソン大会で体力・精神力を強化してください。文化祭・合唱コンクールでは文化的・知的発表の充実を求めます。ボランティア活動などにも関心をもってください。  

(5)信頼される人間になるための行動
校内では積極的に挨拶を交わしましょう。(1)の発信力にもつながることです。また時間を大切にしましょう。遅刻は皆無にしなければなりません。  

(6)大宮開成の生徒としての誇り、愛校心を持つ
バス車内や通学路上のトラブルがあるのは大変残念なことです。大宮開成生としてのマナーアップに努めてください。式典等で校歌・学園歌を歌うときもしっかり声を出しましょう。また学校施設はみんなのものです。日常清掃はもちろん、備品の丁寧な取扱いを心掛け、最適な学習環境を整えましょう。
 
私たち教職員も・・・
  大宮開成では「率先垂範」を旨とします。生徒の皆さんに求めるばかりでなく、教職員も「積極的に」「行き届いた教育」、「手本・見本となる教育」を心掛けるようにします。 万が一それに反することがあったら、まず当人に遠慮なく指摘してください。あってはならないことですが、それをごまかしたり、改善されないようでしたら、さらに学年主任・コース主任・ステージ主任に相談してください。
 
おわりに・・・
  学校目標に取組む上で大切なことは、目標・目的を定め、「向上心・継続力・点検力」を体得し駆使することです。そのためには心身ともに健全でなくてはなりません。食事や睡眠など生活リズムを整え、健康維持に努めてください。 この平成25年度を、充実した学校活動ができるように互いに努力し、精進していきましょう。

H25.02.21  合唱コンクール 感想
今年度の大きな実践目標の一つとして、自己を鍛える場として「行事への主体的取り組み」をあげてきました。

その意味で、2月20日に行われた今年度最後の行事の『合唱コンクール』は、その思いが凝縮したすばらしい大会になり、高く評価し大変感激しました。

次年度の大会が楽しみになりました。本当にお疲れさまでした。

H25.02.14  本を読むことの大切さ  ~ 生徒の皆さんへ
はだかで電車に乗るという非常識なことは私たちは決してしませんが、もっと恥ずかしいことをしていても不思議がられもせず、また、笑われもしないことがあります。それは、「あなたは、今、どんな本を読んでいますか。」と問われて、「今、何も読んでいません。」と平気で答えてしまうことです。こういうことは、自分を厳しく鍛えなけらばならない中学・高校時代には、大変恥ずかしいことです。少なくともはだかで電車に乗る以上に恥ずかしいことで、残念なことです。

今回、私がみなさんに紹介したい本は、神戸女学院大学名誉教授の内田樹(たつる)先生の「街場」シリーズの1冊です。ちなみに、内田樹先生は大学入試の「現代文頻出著者 」に毎年、ランキングされています。「街場」シリーズの中で今回紹介するのは、「太田出版」より出版されている「街場の読書論」です。テーマごとに書かれていますので、気に入ったテーマを拾い読みするだけでも良いと思いますので、ぜひ一読してみてください。

みなさんに、興味を持ってもらうために、第四章教育棚の「学ぶ力」に書かれている内容を紹介したいと思います。内田先生は、「学ぶ力」は三つの条件で伸びていくと指摘しています。

第一の条件は、自分には「まだ学ばなければならないことがたくさんある」という「学び足りなさ」の自覚があること。すなわち、「無知の自覚」が必要だと述べています。

第二の条件は、教えてくれる「師(先生)」をみずから見つけようとすること。学ぶ意欲がいくらあっても、これが出来ない人は、「学力がない」と述べています。師(先生)は至る所にいるはずだから、日頃からいつもアンテナの感度を上げて、「師を求めるセンサー」を働かせることが必要だとも述べています。

第三の条件は、「教えてくれる人を『その気』にさせる」こと。師を教える気にさせるには、「お願いします」というまっすぐな気持ち、真剣なまなざしだと述べています。何でも吸収しますという「開放性」が「師をその気にさせる」ための心構えと述べています。

後期始業式でも話しましたように、人間力を高めるために、第一に主体性を持って、第二にコミュニケーション能力と実行力を兼ね備え、第三にチームワークと協調性も併せ持って、行動することが本当に大切です。その源になるのが、「学ぶ力」を伸ばすことです。「自ら学ぼうとする意志の強さ」が何より重要です。みなさんが多くのことを学び、成長することを期待しています。


 

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