山中校長コラム


[ 2019/06/05 ] 読書のすすめ

中高一貫部も高校部も暑い中での体育祭、本当に大変でしたが、その中で、皆さんがひたむきに全力で取り組み、協働して創り上げたのは、大変立派でした。

 

6月は、前期中間試験など多くの行事があり、忙しい月となりますが、そんな中でも皆さんに、多くの本に触れていただきたいと思い次のコラムを書きました。

今年も、4月9日(火)に「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2019年本屋大賞」が発表されました。本校の図書館でも特集されたので、実際に読んだ人もいることと思います。私は、去年から、本屋大賞に選ばれた10冊全部を読破しようと決め、5月27日の時点で9冊を読み終わりました。最後の一冊は、8位となった知念実希人の「ひとつむぎの手」を読めば、10冊全部を読破します。読み終えた9冊で、個人的ですが、特に、皆さんに読んでもらいたい(勧めたい)本は、1位となった瀬尾まいこの「そして、バトンは渡された」と2位となった小野寺史宜の「ひと」、6位となった木皿泉の「さざなみのよる」、7位となった三浦しをんの「愛なき世界」の4冊です。

私の感想ですが、瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」が1位となったのは、多くの人が心温まる本を求めていることが、大きな要因になったと思っています。

 

本を読む楽しみ方は、いろいろあると思います。理屈抜きで読んで楽しいと感じる時もあるし、必要な情報を求めて読む時もあるし、何気なく読んでみて、読み進めていく中で、深く感銘したり、心が温まったりする時もあります。多くの本を読むことで、いろいろな経験を積み重ねていく中で、自分なりの読書の楽しみ方ができあがるのではないかと思います。そんな中で、心に響いた文中の言葉や文を書き出してみるのも、いろいろと多くの場面で役立つことがありますので、皆さんも取り組んでみたらいかがでしょうか。

 

今回は、1位となった瀬尾まいこの「そして、バトンは渡された」に出てきた360ページに書いてあった文章が心に残ったので紹介したいと思います。

「仕事も嫌いじゃないし結婚もいいかもしれない。でも、それは自分を削ってまでやることには思えなくて。そんな時、梨花に会って、娘を一緒に育ててほしい。娘の人生を作ってほしいって言われたんだ」 (中略) 「 ‥‥ 自分より大事なものがあるのは幸せだし、自分のためにできないことも子どものためならできる」 (中略) 血のつながりも、共にいた時間の長さも関係ない。家族がどれだけ必要なものなのかを、家族がどれだけ私を支えてくれるものなのかを、私はこの家で知った。という文章です。

主人公の17歳の女子高校生は、父親が3人、母親が2人いて、血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も名字が変わり、家族の形態や愛情とは何かを考えさせられた本でした。

このコラムを読んでみて、何か感じて、この本を読んでみたいと思ったり、その他の本屋大賞の本を読んでみようと思ってくれれば、幸いと思います。


[ 2019/04/26 ] 人生どの段階でも学び

来週から風薫る5月になります。慌ただしかった4月もあと数日で終わり、新年度が本格的に始まる時期になりました。

 

日本経済新聞の連載コラム「一歩踏み出すあなたに」の平成31年4月10日付第6回にロンドン・ビジネススクール教授 リンダ・グラットン氏の「人生どの段階でも学び」という記事が書かれていました。このコラムは、若いビジネスマンや新社会人に向けて書かれたものですが、皆さんにも参考になることがあるので紹介致します。

 

記事の冒頭に、「私たちは信じられないほど技術革新のスピードが速い時代に生きていることを自覚しなさい」と指摘し、「一つ目は医療技術の進展などで寿命が延びること。二つ目は人工知能(AI)やロボット技術の急速な進展により、私たちが駆使したり、習得すべきツールや技術が刻々と変化していくという点」という2点をあげています。
「そのため、人生のどの段階でも学習を続ける姿勢が重要で、常に自分のスキルを磨き続ける習慣を人生の前半で身に付けることが必要」と述べています。リンダ・グラットン教授は、「もし私がいま20代なら、機械に取って代わられない人間特有の能力を伸ばすことを考える」とし、「それは、好奇心や共感、さらには社会性のスキル」と書いています。

また、「日本のことや世界のことをもっと知りたいという強い興味と、同時に他の人々やグループに共感し、それを創造活動に生かすことは機械では置き換えにくい重要な能力」とも指摘しています。

 

このコラムから皆さんに学んで欲しいことは、時代が激しく変化し、予測できないことが多くなっているからこそ、標題にある「人生どの段階でも学び」を意識し、常に自分のスキルを磨き続ける習慣が定着する本物の学習活動をして欲しいということです。その上で、変化することを積極的に受け入れ、常識を疑って新しいことに挑戦することに価値を置く学びをしていて欲しいと思います。真剣な学びやチャレンジを継続すれば、その中で得たものも多いし、必ず、何かが残ります。

 

「大宮開成」で学ぶことに「誇り(プライド)」と「自信」を持った学校活動をⅠ年間継続出来るように、お互い、頑張りましょう。


[ 2019/04/12 ] 大宮開成での学びに 誇り(Pride)と自信(Confidence) を持とう

改めて、新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。在校の中学・高校2・3年生の皆さんは、進級おめでとうございます。いよいよ新年度新学期が始まります。

皆さんもご存知のように5月1日より新天皇の即位により新しい元号「令和」が始まります。
「令和」は「大化」以来、248個目の元号。出典は現存する日本最古の和歌集「万葉集」の第5巻「観梅の宴」で詠まれた和歌の序文から抜き出されています。その意味は「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」とされています。新しい元号が始まる新年度が充実した学校活動となるよう頑張りましょう。

今年度の目標は、
1)校訓「愛・知・和」の精神を理解し、大宮開成での学びに誇り(Pride)と
自信(Confidence)を持って、一日一日を大切にすることです。

2)着実に成長を果たすため、高い志と向上心を持って、その実現に向けて高いレベルの
努力を継続することです。

3)「調った器にこそ学力は宿る」ので、幅広く教養を高め、人間力を高めることに努め、
全ての教科をきちんと学ぶことです。

4)人としての基本である ①挨拶 ②感謝 ③思いやり の実践に努めることです。

今年度の目標を達成するためには、授業活動、部活動、学級活動、行事への取り組みなどで様々な経験や体験が大切と思います。皆さん一人ひとりが確実に成長を果たすために、どれも大切な活動でしっかり努力をしていただきたいと思います。しかし、その活動だけで、豊かに成長できるかというと不十分と思います。皆さんを取り巻く社会は、急速に変化しています。そんな急速に変化する社会で活躍するために、身に付けなければならない力の一つに、いろいろな考えを持った人と上手くやっていく力である「協働」の力を身に付けることも必要です。その協働力の基本は、中学・高校時代に身に付けなければならないと考えます。

 

今年度も目標の一つに、「いろいろな年代の人と豊かに関わりを持つ」といことをぜひ加えてください。そうすれば、いろいろ刺激を受けたり、自分では経験できないことを聞いたりすることが出来ます。その積み重ねが、必ず、成長を果たす皆さんの糧(大切にしている元気のもと)になるはずです。

 

さあ、いよいよ新年度がスタートします。自分の人生(生活)の中では、自分が主役の人生(生活)をしなければなりません。だからこそ、どんな事にも誠実に対応し、自分と同じように他人を大切にして、自分を高められる一年にしてください。今年も、皆さんの「頑張り」に期待します。


[ 2019/03/01 ] 新年度に飛躍を

平成30年度学校活動の最後の月になってしまいました。
高校3年生は卒業となり、卒業までにいろいろな事があったと思います。中学1年生から高校2年生にとっては、当然3月は「まとめの月」であると同時に「次のステップを準備する月」でもあります。

 

4月からの新しい年度は、皆さんにとって初めての経験となる元号が新しくなります。皆さんが、昭和生まれの人は、「 ~だよね」と言っていたように、新しい元号に生まれた人に、必ず、平成生まれの人は、「 ~だよね」と言われると思います。だからこそ、新しい元号に生まれた人に、平成生まれの人間が過ごした時代は、不確実で、変化が激しかったけれど、困難を乗り切るために、試行錯誤をしながらも、なんとか「納得解」を導き出すために、努力を積み重ねていたと胸を張って答えて欲しいと思います。

 

さて、この記念すべき新元号で始まる新年度(実際には5月1日より新元号になりますが)に「今年度はこれを努力しようと具体的な目標」を毎年のように立ててもらいたいですが、それに加えて、「自分の内面を見つめること」もして欲しいと思います。

自分の内面を見つめ直す意義は、

1,自分が持っている様々な可能性に気付いて欲しいため
2,違う立場や考え違う人の気持ちを想像・共感して欲しいため
3,想定外のことが起きたらどうするのか準備して欲しいため
4,多くの視点を持ち、見方の幅を拡げて欲しいため
5,最後に、自分の大きな可能性を強く実感して欲しいため です。

 

つまり、「自分の内面を見つめることや深めること」は、物事を客観的に考え、多面的に考えることになります。その事がこれから皆さんに求められる「人とうまくやる力=協働力」を身に付けることになると思います。

新しい年度に更なるステップをするため、ぜひこの点も加え、3月にまとめと展望を持ってこの1ヶ月を充実したものにしていただけることを期待します。


[ 2019/02/01 ] 「人とうまくやっていく力」を身に付けよう

新しい年となって早1ヶ月が過ぎ、2月4日の中学校・高等学校の入学試験が終了すると、いよいよ新入生を迎える時期となります。 …more»


[ 2019/01/07 ] 新年に「抱負」を立てましょう

新年明けましておめでとうございます。
学校年度では、2019年の新年として、気持ちを新たにする活動をすると同時に、平成30年度のまとめをする大切な3ヶ月の始まりになります。 …more»





中学校学則高等学校学則寄付行為学校自己評価学校関係者評価学校いじめ防止基本方針中学校用教科書採択理由
Jアラートに対しての対応プライバシーポリシーサイトポリシーサイトマップ