今週の大宮開成
NEWS & BLOG
NEWS & BLOG
2021/07/01
青空のもと、すでにセミの声が。街には少しの観光客と下校中の小学生。埼玉の日常と全く変わりません。ただ、たった76年前の8月9日に、ここが阿鼻叫喚の地となったことを除いては。―――去る6/24・25に、私(副校長M)は高2の学年主任たちとともに、この秋9月に予定している高2国内研修旅行の下見に赴きました。
本校は例年であれば、高2はニュージーランド/オーストラリアが訪問先なのですが、今年度はコロナ事情から国内に行先を変更。今回はその現地確認のため、先進コース・Ⅰ類コースの研修予定地、長崎・福岡を訪れた次第です。
↓ 長崎平和公園。原爆落下中心地のそばです。原爆資料館も見学し、一瞬にして亡くなられた7万余人の御霊に手を合わせました
↓長崎湾、稲佐山に沈む夕日。平和への実感、歴史の皮肉。複雑な胸中となりました
↓ 長崎市内、橋の向こうが「出島」。江戸時代にポルトガル・オランダとの交流拠点とされた人工島でした。いまは完全に街中に取り込まれ…
↓ 福岡に移動し、太宰府天満宮。言わずと知れた菅原道真の終焉の地(拝殿右側の木は有名な「
飛梅」)。樹齢1500年!のご神木ケヤキとあいまち、ものすごいオーラが。本校生必見です
「海外に行けない」ことは「残念」などでは全く、ない。――今度の研修は、本校生が自国の歴史・文化を直視し、いつしか国外の方と交流したときに、きちんと意見交換できる人間になるための、格好の機会であると確信しました。
友人との親睦を深めるのはもちろん、見たもの聴いたものを、若い感性にしかと焼き付け、そしてさらに平和な時代を築いていってほしい。そう実感した下見でした。(副校長M)