今週の大宮開成

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2021/07/20

初めてこんなに自分と向き合った、高1宿泊研修

「初めてこんなに自分と向き合いました」(6組女子)――7/17~19、高校部高1が「宿泊研修」を実施しました。従来の長野善光寺「宿坊研修」を、プログラム一新のうえ「自己開示」をテーマに、濃密なクラスミーティング合宿としたものです。

コロナ禍以来、本校としては久しぶりの宿泊研修。

リスク低減のため、県内・熊谷市のホテルにて(17・18日)先進・Ⅰ類コース、(18・19日)Ⅱ類コースの入れ替えで実施しました。

研修は大きく3段階の自己開示を踏みます。

1・まず各クラスごとに、ペアで自己紹介・他己紹介(相手の身になって相手を紹介)。手元の自己紹介シートAは、「名前・出身中学・得意科目。好きな〇〇」などありきたりな内容で。

当然シートAの内容は単なる「属性」に過ぎず、相手を深く理解するものにはなりません。

2・そこで次に「属性」に頼らない自己紹介=シートBに挑戦。つまりどんな「過去の経験や将来への夢を持っているか」、内面に踏み込んだ自分を語ることになります。

↓「へえ、そんなことがあったんだ」。″○○中学出身″ 以上の「自分」の存在に気づきます

3・「そういう君は、もしかしてこういう人なのでは?」「将来こんな大学や職業に向いているかもよ」などのペアからの反応と自分の気付きを受け、第3段階の作業シートCに挑戦。

↓ 今まで気づかなかった「自分」(長所・短所)、今後の自分の「発展性」(向いてそうな職業etc)を考え、書き出します

↓ 担任も勇気を出し自己開示。「高3夏まで部活に没頭、受験は思い通りにいきませんでした」(Y教諭)・「○○先生との出会いがオレを変えたんだナ」(S教諭)。生徒は笑いつつ、素顔の担任に親しみを覚えた様子

↓ 2日目、ささやかな早朝散歩。すでに猛暑の兆し

↓ 研修の総括は「どんな自分に気づき、高1の残り期間・高校3年間をどう過ごすか。将来にむけての決意」を全員が発表

6組男子「他人も自分も多面的に理解できる人間に」・7組女子「(10年後の自分へ)運動神経の良いままでいてほしい」・8組男子「通学時間を有効に使って英検準1級めざす」・9組男子「高校受験は失敗したけど、本田圭佑選手のように努力して″後天的な天才″をめざす」etc.…

↓ Ⅱ類コース主任・H教諭「自分を知れば知るほど、むしろ“知らないこと”が増えていく(だからもっと自己開示が大切なのだ)。これをきっかけに今後も良いクラスを創っていこう」

「自分」を形作るものは、自己評価だけではなく友人や他者の評価も重要な要素です。

また過去の経験は変えられないけれど、これからどう行動していくかは、まさに自分次第、未知数です(だから人生は素晴らしい!)。

新企画の研修でしたが、各生徒が「自分の可能性」に気付き、3年間を充実させる重要な機会になったと確信します。

保護者の皆様、宿泊研修へのご理解、本当にありがとうございました。(副校長M)