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2022/05/31

「チェルノブイリ : 「平和の原子力」の闇」アダム・ヒギンボタム/(白水社)

選書者

高1・I

【選書理由】

日本の福島第一原発事故と同じレベル7であるチェルノブイリ原発事故(実際には、チェルノブイリの方がはるかに被害が大きいが)の闇について詳らかに書かれた本書は、核汚染について、それに対する政府の動向について、よくしれる良書だと思う。また、ロシアのウクライナ侵攻にも多少関連づいたものなので、興味をひいたから。

【内容説明】

「チェルノブイリ」と「フクシマ」に通底するものとは?欠陥をはらんだ原発の誕生から、一九八六年四月の事故の経緯、未曾有の放射能汚染、心身に残した傷にいたるまで、災厄の全体像に迫り、体制そのものに悲劇の深層を探る。カラー口絵写真16頁、地図・図版収録。