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~新聞書評から図書館へ~

2022/05/30

「人間は、いちばん変な動物である : 世界の見方が変わる生物学講義」日高 敏隆/(山と溪谷社)

選書者

高1・S

【選書理由】

人間というのは、よく考えると生き物の中でも極めて特異な存在です。この本は、そんな人間のどんなところが特異なのか、それは何故かということをテーマとしており、興味深い内容だったため。

【内容説明】

人間とは、いったいどういう生き物なのか?—動物行動学の泰斗である著者が、生物としての「人間」を、容姿・言語・社会などの話題をさまざまに展開しながら、わかりやすい言葉で語る。ドーキンスの利己的な遺伝子、ダーウィンの進化論、チョムスキーの生成文法、ヴァー・ヴェーレンの赤の女王説など、生物学の基本的な理論も本書を読めばユーモアを交えた解説で楽しく理解できる。著者が京都精華大学で行った最晩年の講義であり、今を生きる「人間」必読の一冊。