校長 その日その日
Principal Day by day
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2024/01/20
「大宮開成はなぜ進学実績が伸びているのか」。
頻繁にいただく質問ですが、答えるならば「今がその答えの一つです」といえるでしょう。
高3生対象に「大学入学共通テストの事後指導」を、19日から3日間の予定で行っているからです。
過日の共通テスト後、本校は高3生の自己採点結果を教育企業3社に提供。そのリサーチ=「全国の受験生の点数・志望大学をもとにした合格判定」=が数日で戻ってきました。
↓ 担任団は一人ひとりのデータを頭に叩き込み、あるいは同僚と “ああでもない、こうでもない” と戦略を練ります。終業時刻を過ぎていました
日中に高3生を一人ずつ召喚し、一緒に出願大学を慎重に検討し、最終決定します。
↓ スタイルはさまざま
「今年の3年生はみんな“強気”。志望校の判定結果が少しぐらい厳しくても『受けます!』とすごく前向きです。あとは背中を押すだけ」(学年主任・S教諭)
「大宮開成はなぜ進学実績が伸びているのか」。
企業秘密や特殊な学習などではなく、強いていえば「担任が一人一人の進路に真摯に、生徒と納得いくまで向き合う。また生徒もそれに心で応えてくれるから」ではないかと考えます。
これはもはや学校文化と化しており、私は「人を育てるのは、人」と表現してきました。
「卒業させて終わり」ではない。進路指導を、生徒との人間関係のもと、彼らの将来を見据えて行うことは学校として当然のことで、本校の使命と言っても過言ではありません。