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2024/08/24

ミサンガは2週間の絆――セブ島夏期留学レポート❺終

土日のアクティビティが終了し、月曜日からは通常授業が再開しています。セブ島語学学校での残り日数も、少なくなってきました。引率O教諭のレポートです。

<8月20日(火)>

昼食時、何やら嬉しそうにしている生徒を発見しました。

マンツーマンレッスンの先生に、フィリピンのファストフードを食べてみたいと話したところ、なんと特別に買ってきて、授業の際に頂けたそうです…!とても嬉しそうでした。先生とは、その他の話題に関しても、気軽にコミュニケーションがとれるそうです。

残すところ2日。寮の生活にも慣れてきて夕食を楽しく摂っていた中学3年生数名に話を聞いてみました。

ライティング(エッセイを書く)スピーキング、総合的に英語を学ぶ(リスニングや、会話の流れを学ぶ、長めの文章を読む)インテグレートという授業が毎日あります。

本日のインテグレートの授業では、英語で、友達を紹介する会話の流れを学んだそうです。

今日は、エッセイの授業では(クラスのレベルごとに違うそうですが)「好きな音楽について」、や「お金を使うことで、人々は幸せになるのか」というトピックで文章を書いたそうです。なかなか現実的なテーマですね。

ライティングは、どういう語彙を使うか、どういう文法を使うかなどを考えて書くので、普段、学校の教科書で学んでいる内容をもう一度思い出すという意味で、とても復習になるそう。

先生たちはみな優しく、頑張って喋ると大きくリアクションしてくれるので、英語が伝わったという感動がとても大きいんだとか。嬉しそうに話してくれました。

 

夜の自習時間は19時からですが、早めにきて学校の課題や期末テストなどに取り掛かる生徒もいます。

「夏休みの宿題は、あと古典だけです!」と豪語する生徒。2週間の留学と、学校の課題も、両立できてますね。

水曜日(21日)は、フィリピンは祝日(ニノイ・アキノの日)のため、通常授業を行うのではなく、少人数グループで、今までの内容の復習を含む特別講座です。みんな、自分のクラスがどこなのか、気になる様子…。

フィリピンの祝日、ニノイ・アキノの日とは、何かについてバディに聞く生徒たち。説明を受けます。フィリピンで有名な議員※の命日だ、とのことです。

※校長注:ベニグノ=アキノ氏のこと。1986年に暗殺され、当時日本でも大きく報道された。事件をきっかけに民主改革運動がおき、マルコス長期政権の崩壊につながった

最終日の終了式で、スピーチをする予定の生徒たち。スピーチ原稿を書きはじめています。

マンツーマンレッスンの先生に提出して、添削をしてもらったとのこと。何度も書き直した跡がありました。頑張れ!

 

<8月21日(水)>

この日は祝日です。朝から、少人数グループでセッション。夜はこれまでの学習の成果をはかるためのファイナルテストを控えています。

グループセッションでは、Grammar Review、つまり文法事項の復習を英語で行なってもらいます。先生からの問いへの受け答えも、心なしか活発な様子。

加えてボキャブラリーの復習(先生から提示された単語の意味や連想されることを英語で説明)や、英語ニュースのリスニングなどもしたそう。

夜は、夕食後にファイナルテストが実施されました。

1人1人デバイスを使って、スピーキング、リスニング、グラマーのテストをします。

戻ってきた生徒たち曰く、かなりの難易度だったそう…しかし、中には「たぶん、できた!」と満足げな生徒も!

ファイナルテストが早めに終わり、折り鶴を折っている生徒たち。テストの出来はどうだったか聞くと、語学学校に入学する際のエントランステストよりも、内容への理解が深まったそうです。

「来る前は英語がとても苦手だったけど、少し理解できるようになった」この英語力をキープして、帰国してから英検などに積極的にトライしたい!」と話していました。

 

<8月22日(木)>

GLCでの生活は最終日です。17時からは修了式があります!

朝7時半から行うボキャブラリーテストも今日で最後です。毎日、朝早くから頑張りました。

とうとう修了式。現地のバディ達と一緒に行います。

なんと、現地のバディが1人1人の名前のついてあるビーズを編み込んだミサンガを、全員に作ってくれました…驚きです!

もらったブレスレットをつけて、修了式へのテンションも高まります!

先生の言葉から始まります。みなさんよく頑張りました、と英語で優しく話してくれました。

3人の生徒がスピーチをします。GLCでの生活、先生との思い出、英語学習の課題や、成功体験を英語でしたためて、想いを込めて話していました。

その後、バディの先生からCertificate(修了証書)が渡されます。1人1人名前が呼ばれると、嬉しそうにリアクションする姿がとても印象的でした!

中高一貫部の中3だけの集合写真。普段の学校生活では、中学を引っ張っていく立場ですが、異文化や先輩との共同生活の中で、より一層逞しくなったのではないでしょうか。

次に、高1・2。入学してそれほど日が経過していない高1は、メンバーの中に誰も知ってる人がいない、という生徒もいましたが、留学を通して普段の学校生活でも話せる仲間が増えたのではないでしょうか。

最後に各々、お世話になった先生方と、お話をしたり写真を撮ったりする生徒達。とっても盛り上がりました。

英語力だけでなく、積極的に周囲の人に声をかけていこうというコミュニケーション能力も高まったのではないでしょうか。

2週間本当にお疲れ様でした。また、準備などご協力頂いた保護者の皆様にも感謝申し上げます。

 

(校長注:引率のT教頭・S教諭・O教諭も本当にお疲れ様でした)