校長 その日その日

Principal Day by day

校長 その日その日

 

2024/10/28

(10/28)6600の愛をいただいて閉幕――第59回開成祭

27日(日)、おかげさまで第59回開成祭の2日目も無事終えました。

2日間合わせて約6600名(1日目2700+2日目3900)の来場者があったということです。本当に皆様ありがとうございました。

 

↓ 2日目は午前中、穏やかな晴れ間がのぞき「お天気だけで100%成功」(書道部顧問、書道部パフォーマンスを終えて)

 

今日は私は審査がないので、出展団体を見て回れます。さて時間との闘い!

↓ 清心館での「リーディングライブ」。本校高校の探究講座 “愛知和ラーニング” の延長企画で、受講生徒が朗読劇「キオク タダシク ウツクシク」(作:穂村一彦)を披露。とてもおもむき深く、見ごたえ(聞きごたえ)あり!

↓ 次は中学吹奏楽部。フィナーレを十八番の「銀河鉄道999」で締めくくると会場から大声援

↓ 高校部父母の会さんはアクセサリー販売・輪投げ体験、後援会さんは制服リユース・ミニインテリア製作と、今年も心のこもった出展。会場して1時間、「制服、あっという間になくなっちゃいました」(後援会・O会長)。輪投げ体験は本校理事長が真剣に挑戦していたとのこと

↓ 中学校舎では一貫部父母の会さん・後援会さん。今年も学業の神「開成神社」がご遷移、鳥居の奥にあったご神体は…?。ハロウィンにちなんだミニインテリア製作体験も大人気。とにかく “おもてなし” 満載(各種ドーナツは校長宅でも家族から歓迎)

↓ 再び急げ清心館へ。演劇放送部、今年もせつないテーマ。中年の私も心打たれます…君たちの演技だからというのもありますね

↓ 走れプライムホールへ、高校吹奏楽部。ミセスグリーンアップルメドレーで始まり、「もののけ姫」楽曲で味わい深く、締めは定番「オーメンズ オブ ラブ」で大喝采。王者の風格

 

――吹奏楽部の前に体育館でチアダンス部も見ましたが、全国大会常連なだけに相変わらずキレのあるダンス! 締めくくりの部長Oさんのあいさつにも会場から温かい声援が送られたといいます。

 

さて午後。今日も昼食を10分でかきこみ、

↓ また走れ清心館へ。中高コーラス部の演奏。中学生の「365日の紙飛行機」の澄んだ歌声に、昨日に続きまた目頭が熱くなってしまいました

↓ ようやく校舎内へ。書道授業選択者/愛知和ラーニング・ペン習字受講者/書道部の展示。私は自分が不得手な分、憧れをもって毎年眺めています。一文字一文字に書き手の息遣いを感じ、背筋が伸びる思いです

↓「長い作品は3日ぐらいに分けないと書けないんですけど、全体の感じを揃えるのがまた大変なんです」(顧問T教諭)。だからこそオーラを放つのだろう、と納得

↓ そして写真部。日常生活や先日の海外研修など、さまざまなシチュエーションから “よくぞこんな切り取りができるなあ” とセンスに感じ入ってしまいます

↓ 15時過ぎ、閉幕後のエンディングイベントにて文化祭実行委員長・Mさん。「準備が思うようにいかなくて、でもたくさんの人が協力してくれて…でも去年よりもっといい開成祭になったと思います」と、言葉を詰まらせながら述べました

 

――私が2日間とも終了時間間際、校門でお見送りをしていたところ、多数の在校生保護者・卒業生保護者、卒業生、そして一般の受験生やご親族からお声がけをいただき、本当に嬉しく思いました。

「卒業式のときにご挨拶できなかったのが心残りで…」

「就職先、決まったんです。海運系」

「校長先生ですね?うちの孫がお世話になってます。本当に楽しませてもらいました」

「剣道部、今度練習見学させてください。絶対受験します」etc.…

 

6600名全ての皆様のご支援に、あらためて感謝申し上げます。

私が思う校訓「愛 知 和」=利他の心・生きる知恵・多様性

皆様の愛を受けて2100名の生徒たちは、行事を通じて失敗を重ねながら、他者を想い、それぞれが輝く場所を見つけ、さらに成長していくことでしょう。そう確信させてくれる2日間でした。