校長 その日その日
Principal Day by day
Principal Day by day
2022/08/28
前回更新からだいぶ間が空いてしまい失礼しました。
8月26日(金)から、前期最後の学校活動を再開しました(本校は2期制、前期:4~9月、後期:10~3月)。
夏期講習・夏休みの前後も、本校生たちが部活動で輝かしい活躍をみせてくれました。あらためてまとめると、
○中学吹奏楽部 …県吹奏楽コンクール中央地区Bの部で金賞(7/27) ←創部初
○高校吹奏楽部 …県吹奏楽コンクール県大会Bの部で金賞(8/6)、西関東大会出場決定 ←3年ぶり
○高校アーチェリー部 …女子団体で全国高校総体(香川県)出場(8/8~10)
といった具合です。
このコロナ禍で、中学・高校とも、大会主催者側が非常に厳しい出場規定を設けているため、生徒も部全体も、体調不良にならないよう(出さないよう)、極度に神経を使う日々でした。
そのうえで得られた成果ですから、喜びもひとしおに違いありません。
上記の部活動だけでなく、この夏全力を尽くした全ての生徒・顧問を心から称えたいとともに、支えてくださったご家族皆様に、あらためて感謝申し上げます。
心に残ったやりとりがあります。
高校吹奏楽部が西関東を決めた後日、ある吹奏楽部生徒・Aさんと校内で行き会ったのですが
私「よかったね金賞!西関(東大会)も応援してるよ」
Aさん「私、こないだはメンバーじゃなかったんですが、今度(西関東メンバーの)部内オーディションあるんで、それで入れるよう頑張ります」
私「そうなんだね、頑張ってね」…
このやりとりと前後して、たまたま本校のW教諭(進路指導部長)が、物理学者マリー=キュリー(1867~1934)※のこんな言葉を教えてくれました。
『チャンスというものは、ちゃんと準備をした者だけに微笑んでくれるのです』
……Aさんがまさにやろうとしていることではないか。
“メンバーでないから、大会は無理だから” と諦めてしまうのではなく、「いつ自分に順番が回ってきても大丈夫なように」心構えをするAさんには、いつか必ず大舞台がめぐってくるに違いありません。
私たちは、いつでも「その時」への準備ができているでしょうか。
日々忘れそうになる大切なことを、また生徒から教わった夏でした。
※生活を省みず伴侶とともに地道に放射能研究に取り組み、ノーベル物理学賞・化学賞を受賞。今日の放射線医療の礎を築いた