今日１月17日は、阪神淡路大震災発生から28年目の日です。本校も昨年秋、高２関西研修で神戸を探訪し、班行動で震災の爪痕を見学した生徒もいたことと思います。

 

→当コラム10/5「関西研修を終えて」

 

↓　研修時の光景。神戸港

今年は例年以上に、神戸のことを他人事でなく感じられます。

高２生たちは、もちろん震災をリアルタイムでは知りません。私自身も当時学生で、ニュースで惨状を知ったものの、何かできるような立場ではありませんでした。

生徒たちも、今日は神戸の街を思い返してくれているでしょうか。賑やかで風光明媚なあの町並みが、多数の尊い人命と復興に力を尽くした方々の上にあるということを。

 

あらためて、今年度の関西研修が貴重な機会であったと感じています。

 

学校の役割は、災害の恐ろしさや備え・身を守ることを教育するだけではありません。そもそもの地震のメカニズム（物理や地学）、都市計画（地理）、人のコミュニケーションや心理的ケア（大学の分野ですが）など本質的・多面的な切り口で「災害を学ぶ」ことも大切な役割であり、広い意味で「人を救う」ことにつながっていくと考えています。