校長 その日その日

Principal Day by day

校長 その日その日

 

2025/01/24

(1/24)大切なものは目には見えない――共テ「事後指導」

「この○○さん(生徒の名)、まあまあ(得点を)取れてるから、本人のリストどおりでいけるかな、と…」。

高3のK学年主任が、自クラスのある生徒の資料を見せて説明してくれました。受験する大学学部名が、ずらっと試験日順に記入された用紙。15大学ぐらいか?

これがもちろんクラス全員分。

 

――今は一年でもっとも「大宮開成の腕の見せどころ」の時期。

大学入学共通テストの「事後指導」として、高3教員団が某予備校のリサーチデータをもとに教員独自の分析も加え、生徒一人一人の受験先の適不適を見極めているのです。

↓ 23日の夜○時。カメラを向けたら瞬時に笑顔になったY教諭

 

 

――翌24日(金)、実際に1人ずつ生徒を召喚、各クラスにて、検討したリストをもとに、出願先・日程に無理がないかどうか、生徒と一緒に話し合っていきます。

とくに国公立大学志望の生徒は、共テの判定次第で今後の個別試験(2次試験)の出願先を慎重に考えなくてはなりません。「理系はとくに30~40分かけて丁寧に検討する」(K学年主任)とのこと。

1クラスは30~40人いるので、数日かかる大仕事です。

ですが、生徒の大事な進路、将来がかかっていると思えば当然のこと。

 

「大宮開成には、パンフレットや説明会でお見せできないものがたくさんある。"本当に大切なものは、目には見えない"んですよ」とは、私がよく説明会でお伝えする言葉です。