校長 その日その日
Principal Day by day
Principal Day by day
2024/11/30
30日(土)朝、通勤で学校近くまで来たとき、道端にいた小学生集団から「おはようございまぁす!!」と元気のいいあいさつをいただいてしまいました。
学区からしてS小学校の子たちか。脇にスポーツ自転車があったので、友達どうしでこれから遠乗りかな? 私を"同類の先輩"と思ってくれたのでしょう、寒くても清々しい気持ちで学校に到着しました。
さて今日は、高校部は愛知和ラーニングの実施日です。
S教諭の講座「GRAS GRITリベラルアーツプログラム」に呼ばれたので行くと、今日はインドネシアとリモートでつなぎ、現地の市街を探訪するとのことでした。
↓ リポーターが現地の商店・住宅街をガイド。「さて問題。日本でもなじみ深いドリンクがこちらでも売られています。それは何でしょう…緑茶?ちがいます」…正解は冷蔵庫によくあるあの小さな容器の飲み物!でした
↓ スライド説明も挟んで「日本企業の数でインドネシアは世界でも上位なんですよ」にドリンクの謎も納得
↓ 店先に21ℓ入り!水ボトルが売られていることに関連し「日本みたいに水道の水を直接飲めるのは世界30か国ぐらい。インドネシアも飲み水は買うものです」と
ところどころで生徒からの「インドネシアで流行っているスポーツは?メジャーな食べ物は?」などと質問も受けつつ、モスクの紹介も。イスラム教が浸透しているインドネシアならではの光景でした。
――さてお次はT教諭の『プチ職業体験』(意外に普通な講座名ですね)にも呼ばれています。
講座では「学芸員」つまり博物館などで文化財や美術工芸品を扱う仕事の一端を体験しようというもの。T教諭の依頼で、私管理の縄文土器・石器をお貸ししています。
↓ 今日は資料カードの作成で、縄文土器・石器のほか、自分の家の「資料」(鉱石標本、個人のお宝グッズなども可)をひたすら観察
↓ 土器の場合は色や形、模様など特徴をカードに書き出します
ちなみに本職の学芸員はこの訓練を積むと、親指大の土器片であっても模様・カーブの具合・色調や胎土から「縄文時代中期の鉢形の土器で、埼玉でよく出土するタイプ」などと判断できます。
↓ 個人の大切にしてきたコレクションカードや人形なども立派な資料
↓「えー撮らないでくださいよ」いやいやあなたと人生を共にしてきた資料、しっかり観察してあげて
T教諭「講座では最終的に、資料の展示企画を立ててもらおうと思ってるんです」―本格的ですね。
GRAS GRITといい学芸員講座といい、授業や教科のワクを超えた探究が愛知和ラーニングの醍醐味です。