校長 その日その日
Principal Day by day
Principal Day by day
2024/12/09
すでに中間テスト1週間前を切りました。7日(土)は一部学年のみ授業ですが、自習で登校してきている生徒も多数見かけます。
ようやくマフラー・手袋が手放せない師走本来の寒さになりましたが、わずか半月前を思い起こすと、あの"霊峰のふもと"でさえもマフラー・手袋が全く不要でした。
去る11月17日(日)、鉄道研究同好会が恒例の秋のフィールドワークに赴き、私も同行しました。今年生徒が選んだ行き先(正確には乗り先)は、民鉄の富士急行線です。
↓ 集合はJR高尾駅。部員のTさん(左・高1)・Fさん(高2)
↓ JR大月駅から富士急行線に乗り換え「下吉田駅」で下車(左端は同行の顧問D教諭)。生徒「素晴らしい撮影スポットがあるんです」
↓ 駅構内の保存電車のこと?「いえこれじゃないです」
↓ 駅から徒歩5分、なるほど。険しい勾配を登る列車が捉えられる場所…本命はここでもないと?
↓ 本命は背後、富士山と列車が見事にフレームインします(私の腕では左端の富士山が見切れてしまった)。さすが生徒はよく知っています
ちなみにこの下吉田駅、普通の途中駅なのですがなぜか大勢のインバウンド客が下車し、どこかへと向かいます。
…山の中腹に目をやると、昨今SNSでも話題の、赤い塔と富士山が写真に納まるスポットの最寄り駅なのでした。
↓ 再び乗車し、終点・河口湖駅に到着。標高800mでも気温は20℃超
↓ 駅前は下吉田の比ではない観光客で大混雑。幸運にもお昼にありつけました
↓ 徒歩15分ほどで河口湖畔へ。紅葉を見ながら暑い!と袖まくり
Tさん・Fさんとも、この場所は高1の7月の山梨交流合宿で一度訪れています(校長も来訪)。
「11月にまた河口湖に来て暑い!なんて言うと思わなかったよなぁ」と彼らと苦笑。
帰路では電車に揺られながら、彼らから全国の鉄道巡りについて、こんなことがあった、あそこには何々があった、お小遣いのやりくりが大変(Fさん)…などと興味深い話を聞くことができました。
私たちの頃より情報収集はたやすいとはいえ、限られた日程と経済力で遠隔地を訪れることができるのは、彼らの鉄道に対する情熱そして自立の証なのでしょう。
―私がカバンからマフラーを取り出したのは17時過ぎ。本当は手放しで喜べることではないのかもしれませんが…。