中高一貫部高２のNさんが、『高校生まちづくりコンテスト』（主催：玉川大学観光学部・教育学部）に応募したところ、佳作入賞したため、校長室で表彰させていただきました。

Nさんは以前から、住んでいる地元の自治体とコラボし「まちづくり活動」に取組んできました。

今回のコンテストに応募した内容は、Nさんが2022・2023年にわたって地元で企画・開催した「オータムコンサート」について等を、プレゼン動画にして応募したとのことで、全国から約300チームの応募のなかでの見事な入賞です。

↓　Nさん（中央）と担任のN教諭

「昨年度（2022）の初コンサートの際は、費用面が課題として残りました。その後市役所の方から補助金活用のアドバイスを受け、SNSも活用して広報するなどし、昨秋（2023）に２回目が実現しました」

「他県からあまり人が来てくれない埼玉も、もっと魅力づくりをしていけば、来県者が増えて活性化すると思うんです」

 

Nさんは昨年高１のときも「開成文化週間」にて、『持続可能な街づくり』と題して、前述のオータムコンサート初回のことについてプレゼン。「地元の “高校生自治役員” に立候補し、企画したコンサートは親子づれに好評だった」という発表内容がたいへん印象に残っています。

また現在は高２として学年で取組む「自由学術研究」のテーマとして、論文にまとめている最中です。

 

高校生なりに、地元のコミュニティのことを真摯に考え、大人を巻き込む実行力、さらにそれを継続する努力には、本当に感銘を受けます。

 

――大学や将来は？「初めは自分の住む街への関心からだったけど、もっと広い地域、国単位の活性化について、大学で学びたいと思います」（Nさん）

 

決して明るい話題ばかりではない未来の埼玉を、日本を、Nさんのような若者が支えていってくれるし、周囲もきっと協力するにちがいない――心強く思うとともに、将来Ｎさんがテキパキと、仲間とともにまちづくりの中核で活躍する姿が目に浮かびます。