校長 その日その日
Principal Day by day
Principal Day by day
2023/04/12
過日の春期講習中、本校高校生が「東京大学木曽観測所」主催の天文学研究体験に参加し、有意義な報告がありました。
参加したのは高2生Yさん。Yさんは、同観測所の企画「銀河学校2023」に応募し、3月27日~30日の4泊5日、東大木曽観測所(長野県)にて、全国からの参加者とともに、合宿で天体観測を行ったそうです。
↓ Yさんと担任K教諭
同観測所には、「シュミット望遠鏡」というタイプの世界有数の高性能望遠鏡(口径105センチ)が設置されており、宇宙の起源に迫る観測を行っているとのこと。
Yさんたちは合宿中、天体観測について講義を受けるだけでなく、メンバーとともに夜通し!望遠鏡による天体観測をしては、計測コンピューターとにらみ合っていたとのこと。
「観測は望遠鏡を覗くことがメインかと思ったら、所員の人が『PC眺めている時間のが長いよ』って(笑)。ちょっと意外でした」(Yさん)
また、参加者グループでの探究発表もあり、Yさんの班は『銀河の来歴調査』について発表。
「観測される銀河を、形や色で分類する際にチリやガスの影響を正しく補正すれば、その銀河の年齢が推定できる」という内容です。
↓ Yさん班のプレゼン資料。かなり専門的(左端は東大観測所の望遠鏡解説レジメ)
「保育園のころから宇宙や天体に興味があって、図鑑を眺めたり自分で勉強していました」。今回も全国から集まった仲間と、星・宇宙についていろいろ語り合い、大いに刺激になったと、笑顔で語ってくれました。
Yさんは今回の企画を都内の科学展示施設で知ったとのこと。
学校ではできない貴重な体験でした。やはり博物館や図書館・美術館は、自分の興味関心ある分野をさらに広げ、深める格好の場所ですね。