前回から間を空けてしまいすみません。今週、高校部１年生が２泊３日の「山梨交流合宿」に出発します。今年度の大型校外行事の第２弾といってもよいでしょう。

 

昨年度に続きテーマは「自己開示」。クラスミーティングを通じて、仲間と互いに自己を開き合い、理解を深めるというもの。

 

高校入学から一段落して、少しは自分を見つめる余裕も出てきたところ。「自分って一体どういう人間なのだろう、この先どうしたいのだろう」「クラスメイトのこと、知ってるようでまだ知らないな」という心のギャップを埋めていきます。

 

心を開き合ってこそ、“自分はこの場（学校）にいていい存在なんだ” と安心感が生まれ、安心感があって初めて学びに向かえることは、言を俟ちません。

 

↓　参考：昨年度の様子。

昨年は１泊２日のショートバージョンでしたが「充実していた」の声は数知れず。

今年はやや遠出し、風光明媚な富士山麓へ。ただし生徒には、ミーティングでどんなミッションがあるかはまだ伏せられ、当日のお楽しみです。

 

コロナ禍によるマスク生活や黙食指導。やむを得ないとはいえ、学校現場では依然、コミュニケーションを深める機会が抑えられてしまっています。

生徒たちが「学校って、友達って、先生ってこんなもんだろう」と、人と関わることを半ば諦めてしまう（慣らされてしまう）ことは、本当にやり切れません。

 

孤立感を持っている生徒がいるとすれば、少しでも安らげるように。存在しなくていい人間なんて、誰一人いないのです。

私が校訓・愛知和の「和」に “他者・多様性を認める心” を読み取るのは、その思いからです。

 

情勢の許す限り、本校ではこれからもコミュニケーションを深める行事、メッセージを大切にしていきます。