校長 その日その日

Principal Day by day

校長 その日その日

 

2023/07/07

(7/7)買えなかった人、ごめんなさい

7日(金)昼休み、学生ホール周辺が生徒でごった返し!大変なことになっていました。

といっても事件ではもちろんなく、手作りパンの販売コーナーが設けられたことで、生徒が殺到したためです。

 

パンの販売にご協力いただいたのは、きりしき共同作業所さん(社会福祉法人・鴻沼福祉会:さいたま市中央区)。

 

私は以前から、”美味しいパンが校内で販売できれば、生徒もお昼の選択肢が増えて楽しめるのでは…” と漠然と思っていました。

 

一方で、私は校訓・愛知和の「和」を「多様性の精神」と定義していることから、今回のパン販売も、単にパンが販売できればいい、ではなく、その精神の実践につながればもっといいと考えていたところでした。

 

それがたまたま6月、同作業所さんが障がいのある方たちの社会参加のために、パンの製造販売を行っていることを知り、願ってもない条件!思い切って同所にお電話したところ「では7月にでも」と、快く引き受けてくださり、今日の初販売につながったのでした。

 

↓ 事前に周知のために校内各所に貼り出していたチラシ。宣伝効果がありすぎた?

 

↓ 同所を運営されているNさん(左)。「試しに200個超持ってきましたが、売れちゃいましたね、ありがとうございます。御校はやっぱり生徒さん多いからですね」

↓ 販売開始後5分ほどで見にいくと、空っぽ!20種類ぐらいあったらしいのですが…

↓「食パンでもいいんです、友達と分けて食べるから」

 

「もうここまでで売り切れでーす」Nさんがまだ続く列に呼びかけると、えーっ…とため息とともに列が散っていきました。

 

今日買えなかった人、ごめんなさい(パンを当てにして昼食を持参しなかった生徒もいたとか)。学食の業者さんにも、混雑でご迷惑をおかけしました。

 

きりしき共同作業所さんは、他のさいたま市内の公立高校にも卸しているそうですが、おそらく今日の販売数は想定外だったかもしれません。私もここまで本校生がパン販売を心待ちにしてくれていたとは思いませんでした。

 

作業所のNさんと相談し、次回はもっと在庫を増やして販売に来てくださるそうです。また販売方法についても再検討したいと思います。販売日も決まりしだい、生徒にお知らせしますので、またよろしくお願いします。