先日の10/28・29の開成祭の日、実は受付わきでこんな展示をしていたのですが、皆様お気づきでしたでしょうか。

↓　ユニセフ協会からお借りした、途上国の水酌み瓶です。実際に水を入れておきましたが、満タンにすると15リットル！簡単に持ち上げることはできません。

世界にはいまだ、この労働のために教育や健康が犠牲になっている子供や女性が少なくないのでしょう。

↓　こちらは「地雷の実物」の数々。ユニセフはご承知のとおり、紛争地の地雷除去活動も展開しています。

いかにも子供が拾い上げたくなるような色形。完全に殺傷するのではなく負傷させる、など。

こういう物を設計する人間の心理はどのようなものなのか、想像がつきません。

 

↓「世界に１億１千万個埋められている」。日本人全員どころかそれ以上の命を傷つけるに十分の数の地雷が、世界の一部の地域にあるわけです。

開成祭でユニセフの展示を行ったのは、模擬店の売り上げ利益分は全て同協会に寄付する、という方針があったためです。開成祭担当教員の思いもあって、同協会から展示物を借用しました。

 

生徒や来場者の歓喜の傍らに並んでいた、世界の現実。

開成祭が、少しでもその現実に抗うことはできたのでしょうか。

 

当日の記事とは別に書きたかったので今日ご紹介しました。