今週の大宮開成
NEWS & BLOG
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2021/05/18
「みんなが自分の学校をよく知れば、より学校のことを大事に考えると思ったんです。だって3年間過ごす場所じゃないですか」(N君)――17日(月)、校舎内各所の掲示板に、校舎の案内図が貼り出されました。
制作したのはN君・T君(いずれも高3)。2人は昨年度の生徒会メンバーで、実は立候補時に公約として掲げていた「校舎案内図を作る」がようやく完成し、掲示にこぎつけたとのこと。
T君の有益なアイディアをもとにN君が作図したという共作。
校舎が多数あり「五階校舎」「ホール棟」などと独特の呼称で区別される大宮開成。確かに、来校者や新入生が校内をマスターするのは、一朝一夕にはいきません。
↓「校舎の大きさなど実物感、文字の大きさ、色合い全てにこだわった。”どうせ作るならさ…”と某先生からのプレッシャーもあって(笑)」作り直しはなんと20パターン!!
↓「ここは渡り廊下がない」など、生徒目線の気遣いが嬉しい
「できてみれば紙1枚だし、『大きな公約』を実現するのもいいけど、僕は"小さなところ"から学校良くしていくことも大切かと」(N君・中央)「皆、公約って案外実行していない。実行してこそ信頼されるんじゃないですか」(T君・左端)
今日、さっそく何人かの生徒が足を止め、眺めていました。
"少しでも生徒自身が、自分の学校を好きになってくれるように"―中高一貫部の体育祭、この高校部でもあふれる愛。自分たちの学校は自分たちで創る。彼らの中に自然と育まれた文化なのでしょうか。
廊下を通るたび、N君・T君の言葉をかみしめています。(副校長M)