今週の大宮開成
NEWS & BLOG
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2021/12/18
「原爆投下直後の貴重な写真。撮影者は、この惨状を撮るべきかどうか苦悩したそうです」―18日(土)、高2(Ⅱ類・S・中高一貫部)では、1~2月予定の関西研修にむけ、事前学習を行いました。
講師のT教諭(日本史)が、スライドを用いながら進めます。
原爆による被害・影響(放射能は投下直後だけでなく、数十年たっても人体を脅かすこと、労働させられていた在外の方々も犠牲になったこと)。
核や紛争をめぐる現代の課題(オバマ氏の広島訪問、日米の核兵器への態度、加害者としての日本)などについても触れました。
「では平和維持のために、国家・企業・個人それぞれで何ができるか、周りと話し合ってみよう」。募金をする・個人の意識を高めるなどの意見が。
「広島は今、全く普通の街にみえる。しかし現地でしか感じ得ないものがある。ぜひ何かを感じ取る研修にしてほしい」(Ⅱ類主任・K教諭)。
K教諭のいうとおり、現地に赴き“歴史の証人”を間近に見ることは、何事にも勝る経験です。
「平和」は、一人ひとりの心の底から湧く意識がなくては実現し得ません。日本がこれからの国際社会でどのような役割を果たすべきか。事前学習・関西研修が、生徒の意識変革のきっかけとなることを切に願っています。(副校長M)