今週の大宮開成
NEWS & BLOG
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2023/02/08
高1の授業で今までと違うことをするということで、一貫高校1年B組におじゃましました。
このクラスでは、「言語文化」の古文分野で本居宣長の「玉勝間」を読むとのことですが、解説しているのは……クラスメイト!
このクラスでは、2時間前から、一つの単元まるごと自分たちで学習するという課題に挑戦していました。
教員から出された課題は……「全文を読んで、何を学ぶべきか自分たちで考えて下さい。そして自分たちで答えを出して下さい。」
各自、話し合ったり、調べたり、一生懸命読み解いていきます。
早めに読解を終え、課題を見出した数名が授業をリードしてくれました。
Tさん、Nさん「重要な単語や文法があるので確認していきましょう。ではここを……〇〇さん。」
――指名の速さと厳しさは、教員以上かも。
Aさん「僕は最初長文の意味が分からないなと思ったんですが、具体例をはっきりさせたら後半もわかりやすくなりました。具体例を要約してみてください。」
――板書で整理もしてくれました。
Nさんからは……オリジナル練習問題!担当教諭も生徒と一緒に解きました。大学入試を意識した応用問題つき!
Nくん作成の練習問題に真剣に取り組むクラスメイトたち。
冒頭の解説の写真は、このテストの解説だったんです。テストを作ってくるなんて、最も深い予習ですね!
担当教諭より
このクラスはプレゼンや発表が得意な生徒がたくさんいます。(模擬起業グランプリにエントリー中のジャスミンのメンバーも複数います)。年度のまとめに、深い学びができたのではないかと思います。一番嬉しかったのは、練習問題の問で「別解」の案がたくさん出てきたこと。私の授業よりも、生徒の発表のときのほうが質問や意見がたくさん出るものですね。「この答えも認めてもいいのかなあ。」「こっちは違うのではないか」……「解答を見て答え合わせする」を超えた主体的な議論が行われました。
得意な生徒もそうでない生徒も、みんなマイペースで言語文化に親しみ、思考力を伸ばしてほしいです。
(教諭K)