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2024/04/24

集団のかかわりのなかで~学校長による道徳授業~

本校では、学校長による道徳の授業が行われています。今回は、18期生(中3)と19期生(中2)に向けた授業の様子をお伝えします!
※学校長のコラムは次のリンクからご覧いただけます。そちらもぜひご覧ください!>>>校長 その日その日


昨年度2月、18期生(実施当時は中2)向けの道徳授業がありました。テーマは、「思い出に残るクラスとはどんなクラスだろう」。実体験などを交えながらの授業だったのに加え、生徒が発言する機会が授業の半分ほどを占めていたこともあり、生徒一人ひとりが多くのことについて考えるよい機会となりました。
 

この授業を受けて、次のような意見を述べた生徒がいました。
「思い出に残るクラスにするためには、一人ひとりがそれを実現するために他の人を思いやること・傷つけるような言動はしないということが大切だということを改めて考えました。私自身も知らず知らずのうちに誰かを傷つけているかもしれない。だからこそ常に他者のことを考えることが大切なんだと思いました。」

他者のことを考え、みんなにとって気持ちの良い学校生活を送るために、私たちができることはなんだろうか。そんなことを考えるきっかけとなりました。


4月になり、新年度最初の学校長による道徳は、19期生(中2)対象に行われました。この日は道徳の教科書の中から『傘の下』を読み、公徳心について考える授業でした。この話は、傘を持っていなかった「僕」が、雨に濡れたくないと考え、傘立ての傘を無断で使ってしまうという話です。
 

授業の中で、「人間は善か、悪か」という難しい質問を投げかけられた中学生は、真剣に周りの人と意見を交わしていました。「人間はもともと善だと思います。そもそも、善悪の区別は、人間がつけたものだと思います。」など、さまざまな意見が聞こえました。
 

この授業は、自分たちは社会の一員、学校の一員、クラスの一員であること再認識するきっかけになったと思います。新しいクラスになりましたが、新しい仲間とお互いを思いやれるクラスを作っていってほしいと思います。
 

(教諭 T)