今週の大宮開成

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2025/01/31

深める国語・味わう国語~一貫高1~

中高一貫部は高校の学習を先取りしていくので、高1の秋の段階で高校の基礎事項が終わっています。では、今、授業ではどのような学習をしているのでしょうか。

5時間目の図書館で一貫高1を発見。「現代の国語」の時間だそうです。

担当教諭I:定期的に読書の時間を設けています。選ぶ本は自由です。リラックスして好みの読書をする生徒もいますが、難度の高い文学作品に挑戦する生徒も増えてきました。彼らの読書レベルを見てきて4年目、成長してくれて嬉しいです。

同日、別の教室では「言語文化(今は古典の学習)」の授業で、生徒が交代で発表をしていました。
生徒が担当の和歌(百人一首)を一首ずつ発表する授業です。
定期試験の範囲にもなるとのことで、聴く方も、資料を参照しながら真剣にメモを取っています。

 

担当教諭K:教員が一首ずつ解説するよりもずっと面白い授業になります。

掛詞や枕詞などの基本的事項を確認するのはもちろんのこと、作者や和歌の背景まで、よく調べてきてエピソードを紹介してくれます。今日は高3で学習するような歌論の概念まで解説がなされて、驚きました。「英訳します」といって、英語力を生かして発表してくれた生徒もいました。

古典文学についてなるべく親しみを持ってもらえるように、なるべく図書館を利用して原典に触れてもらったり、発表や読書会などを展開するよう心掛けています。

  

(↑前期の古典文学レポート作成の様子)

先取り学習で余裕があるぶん、たくさんの作品に触れたり、自ら調べる時間を多くしたりしています。
中学生のみなさん、高校の学習もお楽しみに。

(教諭 AK)