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図書館よりお知らせ

   

2024/12/12

後期図書委員会、国立国会図書館を見学

11月27日(水)自宅学習日に、後期図書委員会15名が国立国会図書館の見学に行って来ました。当日は暖かく、国立国会図書館と国会議事堂前のイチョウも紅葉していました。

 

集合時間5分前には全員揃い、国立国会図書館広報係の職員さんから説明を受けます。
今回は事前に、国立国会図書館広報動画を視聴し見学に臨みました。

視聴後、生徒からあがった質問について回答いただきました。

 

生徒が座った座席には、ネームホルダー・国立国会図書館パンフレット、そして青い物体が置かれていました。さて、一体これは何でしょうか?

正解は、フットカバーでした。
なぜこのようなものを装着するのでしょうか?
それは、国立国会図書館の役割に答えがあります。

 

国立国会図書館の基本的な役割の一つに「資料・情報の収集・整理・保存」があります。
国立国会図書館法によって、日本国内で発行された全ての出版物を国立国会図書館に納入する納本制度があり、館内には様々な資料が保存されています。それら資料を守るため、外部から持ち込まれる埃や虫などが入らないための対策なのです。
本校図書館棟は、校内で唯一内履き・外履き両方で入館できる建物のため、生徒もその違いに驚いていました。

見学準備も整い、エレベーターに乗って地下8階に向かいます。

地下8階はかなりの深さです。かつては日本で一番深い場所でしたが、現在は都営地下鉄大江戸線六本木駅が地下42.3mで最も深く、二番目に深い場所となったそうです。

 

今回は、地下8階の新聞コーナー・地下3階の雑誌コーナーで保管されている貴重な資料を見せていただきました。新聞は紙が薄く、そのまま保存すると劣化が進みやすいため、製本し、かつ横にして保存していること、普段目にする新聞以外に「こんな新聞あるんですか?」と参加者が驚きを隠せないものが多数ありました。その興奮のまま、次は雑誌コーナーへ進みます。創刊号から最新号まで、「これは?あれはありますか?」と職員さんに質問しながら書庫内を見学させていただきました。(書庫内は撮影NG)
図書委員ならでは(?)の感想も「やっぱり紙の匂いがします、階によって匂いが違います」「紙がいいですよね」。

あっという間の見学時間、「もう終わりですか?」「ここにあと5時間くらいいたいです」など充実した見学ができたようです。

普段身近な学校図書館や公共図書館とは違った役割を担う国立国会図書館、今後の探究活動や大学に進学した際にお世話になるかもしれません。ぜひ図書館を使いこなし、知の世界を広げていってほしいものです。国立国会図書館広報係の皆様、お世話になりました。

(司書M)